道路交通法の改正により、14歳以上の危険な自転車運転者に対する講習制度が始まったことを受け、寺尾中学校で7月10日、2年生を対象に自転車の交通安全教室が開かれた。他校でも交通安全教室を企画する動きもあり、改正を契機に学校現場で子どもの自転車の安全利用に関心が高まりつつある。
14歳以上から講習制度
この6月に改正された道交法では、14歳以上が「信号無視」や「一時不停止」などの危険運転で3年以内に2回以上検挙された場合、講習を義務付けている。未受講の場合には5万円以下の罰金が課される。
同校は、周辺の道路が狭く、山坂が多いことから、以前から自転車教室の重要性を認識していた。改正を受け、ここ数年は例がなかった自転車の交通安全教室を行った。同校の木藤肇校長は、「14歳という年齢から責任が問われるということを理解しておいてほしい。夏休み前のタイミングもあり交通マナーを再確認しておいてほしかった」と話す。
他校でも教室企画
鶴見警察署によると、道交法の改正後、中学校や高校から交通安全教室についての問合せが増えつつあるという。
実際、寺尾中以外にも交通安全教室を企画したり、プリント等で意識的に啓発する学校もある。
東高校ではこれまで防犯教室を実施してきたが、今年は自転車利用に特化した内容で実施する。
潮田中学校でも、2学期の初めに全校生徒を対象にした講習会を実施する方針だという。
鶴見区学校警察連絡協議会会長でもある、木藤校長は、「学警連としても、今後さらに子どもたちの自転車利用の指導に関心を高めていく必要がある」と話す。鶴見署は、こうした動きを歓迎する一方で、「交通指導は学校現場だけの役割ではない。家庭や行政、関係団体と協力していくことでさらに啓発機会が増えていけば」と話している。
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つるぎん27日に4月25日 |
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