鶴見区版 掲載号:2015年7月30日号 エリアトップへ

薬剤師として子どものための薬物・飲酒乱用防止教室を開いている 山崎 健さん 馬場在住 58歳

掲載号:2015年7月30日号

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全力で薬物から子を守る

 ○…小・中・高校で長年薬物・飲酒乱用防止教室をボランティアで開催してきた功績が認められ、鶴見警察署から感謝状を受けた。薬物依存の怖さを強調するだけでなく、米国で実積のある幼少期の記憶を呼び覚まさすトレーニングなどを取り入れた教室を、区内外で年間40回開き、約1万人の子どもたちを前に語っている。「教室を開くことは今となっては当たり前かもしれないが、タブーに思われていた時代もあった。今までの活動が認められ、うれしい」

 ○…母の家系に医師が多かったことから、同じ道に進むことを望まれていたが、別の道を選んだ。「数学が不得意で薬剤師になった」と苦笑いする。目指したのは学校薬剤師。幼いころから子どもらを教えることが憧れだった。習っていた柔道の指導者に影響を受けたという。「生徒みんなにカレーをご馳走してくれるような、人を差別することのない、あったかい人だった」。薬物乱用防止教室は、保健室の養護教諭から勧められ始めた。当初は「誰も聞いてない」状況だったが、アメリカに渡り研究を重ね、現地で衝撃を受けた子ども用プログラムを輸入。自ら学校に営業し、教室を開いてきた。「日本一の薬剤師になりたいという情熱でやってきた。米国の方法を初めは理解されなくても、障害には感じなかった」

 ○…スケジュールはほぼ仕事で埋めている。「研修会や勉強会が好き。どこへでも行く。ワーカホリックだね」。教室ではスライドは使わず、ドラマ「踊る大捜査線」の青島刑事を真似たパフォーマンスを披露するなど、子どもを飽きさせないよう毎回全力投球している。「終わった後はもう、クタクタだよ」と笑う。

 ○…最近は学校からの依頼も増えてきた。「学校や自治体の理解はさらに必要」。今後は自らの後継者育成もしたいという。「やるだけのことをやりたい」。これからも熱い思いで学校を駆け回る。

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