防災週間の最終日にあたる9月5日と6日、区内15カ所で地域防災拠点訓練が行われた。
震災時の避難場所となる地域防災拠点は、自治会などで構成される運営委員会が運営するもの。避難所と被災地域の防災本部としての機能を併せ持つ。訓練は各拠点がそれぞれ大規模災害の発生を想定し実施。住民らは各拠点まで避難し、拠点運営の立ち上げを行い、被害状況の整理などを行っていた。
5日に行われた駒岡小学校地域防災拠点の訓練では、同校の体育館が工事中につき駒岡地区センターの体育館を代用。安否確認などを行った後、三角巾を用いた手当やけが人の担架運搬訓練、炊き出しなどが行われ、住民らは防災意識を高めていた。
同拠点の小山和雄代表は「体の安全が一番大事。地震がおさまってから避難するように」と参加者に呼びかけていた。
平安小ではボート訓練も
6日に実施された平安小学校地域防災拠点訓練では、大雨や鶴見川決壊などによる内水を想定したゴムボート訓練が、区内で唯一行われた。
訓練は2000年の集中豪雨を受けて以来、内水対策として平安小のプールで毎年実施している。けが人などの自力での避難が困難な人を運ぶ想定で、ゴムボートに乗せて運搬していた。
平安町周辺は平屋が13軒あり、50cmの冠水で救助が必要になるという。河西英彦会長は「一時間に百ミリの雨があちこちで降るようになっている」と訓練の必要性を再確認していた。
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