鶴見区民文化センターサルビアホールが、地域に音楽家などを派遣する「サルビア・アーティストバンク」を2016年度から設置する。ホールへ来場する機会がない人にも、芸術に親しんでもらうのが狙い。10月からは、バンクに登録するアーティストを募集する。
サルビア・アーティストバンクは、地域のイベントなどに、音楽家や芸術家といったアーティストを紹介する取り組み。アーティストは登録制とし、音楽・演劇・ダンスなど、様々なジャンルの人材を集め、リスト化。リストをもとに、個人や団体などの利用者は企画を立てやすくなり、アーティストの発表の場も増えるメリットがある。
スタッフの柏木華奈さんは、「演奏家などを呼びたくても、どこに頼むべきか、いくらかかるのか、わからない人も気軽に相談できるはず」と話す。
実際、学校などから、相談が寄せられる例もあり、バンクへの地域ニーズは潜在的にも高いと予想する。
芸術を身近に
サルビアホールは区内の文化芸術の拠点として、2011年にオープン。開館から約5年、多様な企画を打ち出してきたが、ホールの存在を知らない区民は少なくないのが現状だ。
そんな中、バンク設置は、アーティストを地域に派遣することで、普段音楽や演劇などに縁がない人にも、芸術に親しんでもらうことを目的とした。より地域貢献できるホールを目ざし、改めて文化芸術の発信拠点となることを狙う。「身近でアーティストに触れる機会が増えることで、芸術に親しみを感じてほしい」とスタッフは口をそろえる。
10月から登録開始
バンクの利用は、16年度から。4月には登録アーティストのお披露目コンサートも予定している。バンク登録の申し込みは10月15日から受付。12月15日締切。審査の上登録者を決定する。詳細は、【電話】045・511・5711。
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