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鶴見区版 公開:2015年10月8日 エリアトップへ

鶴見区 日伯交流貢献で特別賞 国際移民組織から評価

社会

公開:2015年10月8日

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受賞の喜びを語る征矢区長
受賞の喜びを語る征矢区長

 鶴見区は10月2日、ブラジルの知名度向上や文化交流の発展に貢献したとして、ブラジル移民の国際組織フォーカスブラジルから、ブラジリアン・インターナショナル・プレスアワードの特別賞を受賞した。区は「ブラジル文化は区の貴重な財産の一つ。今後も固い絆で結ばれるように発展できれば」と話す。

 プレスアワードは、本国から後援を受けるブラジル移民の国際組織フォーカスブラジルが、世界各地で行っているもので、日本では5回目。賞は、各国に住むブラジル人による投票などで決められる。

 これまで日本の会場は東京だったが、今回はじめて鶴見区で開催。9月28日から10月4日までの期間、区や在東京ブラジル総領事館らが企画した、日伯外交関係樹立120周年記念の「ブラジルWEEK」の中で開かれた。

学習支援など提供

 今回の特別賞受賞は、区内のブラジル人コミュニティーへの行政サービスなどが評価されたもの。

 区内に住むブラジル人は約1千人。中国、韓国などに続く4番目の多さで、市内では最多だ。区はこうした外国人区民への学習支援などを提供しており、取組が認められた。

 2日、会場となった鶴見区民文化センターサルビアホールであいさつした征矢雅和区長は、「外国人向けの色々な施策をしているが、区役所だけでなく、みんなでもらった賞」と受賞を喜んだ。

 また、区内を拠点に外国人の学習支援などを行い、今回のブラジルWEEK実現にも寄与したNPO法人ABCジャパンもプレスアワードを受賞した。

ブラジルWEEK 映画や料理で文化体験

 鶴見区と在東京ブラジル総領事館、NPO法人ABCジャパンら主催のブラジルWEEKが9月28日から10月4日まで、区内地区センターなどで開かれ、映画や料理教室、サンバなどで両国の文化交流を図った。

 2年前、在東京ブラジル総領事のマルコ・ファラーニ氏が区長を表敬訪問したことがきっかけ。日伯外交樹立120周年を記念し、さらなる交流を望んでいたことから、ABCジャパンなどの協力で実現した。

 企画を受け区役所前庭に、黄色の花がブラジルの国花とされているイッペーの木を植樹。28日、日本人の父とブラジル人の母を持つタレントのアマンダさんらゲストも参加して植樹式もあった。

植樹式でイッペーに土を盛る総領事(中央)ら
植樹式でイッペーに土を盛る総領事(中央)ら

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