鶴見消防署と幸消防署による合同水難訓練が9月24日と25日、鶴見川漕艇場で行われた。
鶴見川を有する鶴見区と幸区では水難事故が多数発生しており、昨年度の鶴見区内の事故数は14件と市内最多だった。訓練は鶴見川での水難事故が2署へ通報されることがあるため、同時出動を想定し互いの連携を確認し合うために行うもの。これまでは2年に一度合同訓練を行っていたが、同じ想定で協力して救助にあたる訓練ははじめてとなった。
訓練は森永橋から男性が一人転落し、目撃した川岸の通行人が通報したとの想定で実施された。鶴見署員はボート上から、幸署員は潜水して捜索。幸署員が水没した要援助者を発見し、鶴見署のボートへ引き揚げていた。
訓練を終え、末吉特別救助隊の酒匂政行副隊長は「これを機に両市の連携を深めて、来るべき時のために高いレベルを維持したい」と前を向いた。幸特別救助隊の上村文人隊長は「お互いの顔がわかるとやりやすくなる。鶴見川は多摩川と流れや形が違うので、若い隊員にはいい経験になった」と話していた。
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