市議会報告市政を斬る! お昼を我慢する子をなくせ中学校給食の実施を 日本共産党 横浜市会議員 古谷やすひこ
横浜市では、全国的に当たり前の施策である中学校給食を実施していません。
そのために、個々の家庭の事情によってお昼を食べないで我慢している生徒がいることは、学校も教育委員会も知っています。もちろん現場で応急対応はしていますが、全てをなくせるわけではありません。今議会ではこの問題を取りあげました。
国の制度を市がストップ
この問題は、給食があれば起こりません。国には就学援助制度があって、仮に経済的に厳しい家庭も給食を食べられないということはありません。現に小学校ではそうなっています。個々の家庭の事情によって、子どもが不利益を被らないような仕組みになっているのです。しかし、市が給食をやっていないため、この制度が中学校に上がると昼食では使えません。国で保障している制度を横浜市が使えなくしているのです。
市では、新たな昼食を来年度から始めるとしていますが、業者弁当を全校で買えるようにするだけのこと。冷えた業者弁当は、全国各地で失敗済みの施策です。そんなことに税金を注ぎ込もうとしているわけです。
しかも、市がやろうとしている「新たな昼食」では、やっぱり昼食を食べずに我慢する子どもがなくなることはありません。
未導入、政令市は横浜だけ
政令指定都市の中で、中学校給食を実施しようとしていないのは、もはや横浜だけです。ただの業者弁当の導入を「新たな昼食」だと勝手に名づけて、ごまかすのはやめてほしい。また自民党会派は断固として給食導入に反対ですが、あらためて、学校給食法に基づいた中学校給食の実施を求め、お昼を食べずに我慢している横浜の中学生を一刻も早くなくすために全力を尽くしたいと思います。
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