オペラを聴いて、自らも唄える体験型コンサート「オペラde歌声喫茶」が2月28日、鶴見区民文化センターサルビアホールで開かれる。同ホールの催しをプロデュースする「区民企画委員」による企画で、「気軽にオペラに親しんでもらえたら」と委員は話している。
同ホールでは毎年、区民自らが企画委員となり、イベントを立案し、準備から当日の運営までを手掛けている。今年は、委員の一人である鶴田信幸さん=人物風土記で紹介=を中心に、区内近郊で活躍するプロ歌手の歌声を聴き、自らも習って、一緒に歌う「歌声喫茶」を企画した。
鶴田さんは、2011年の同ホール開館当初から区民企画委員に参加。5年間の活動中、区内にいる若手音楽家の存在に気付き、かねてから「一緒に何かできないか」と考えていた。
また、区内で中高年が盛り上がる「歌声喫茶」をよく見かけ、「ブームを感じていた」という。
そんな中で、知人を通じ区内近郊にゆかりのある歌手と知り合ったこともあり、企画が実現した。
「オペラのコンサートはチケットが高額なものもあり、足を運びにくいという人もいる。参加型の企画で気軽にオペラの素晴らしさを感じてほしい」と鶴田さんはねらいを話す。
一般的な歌声喫茶の催しは、同ホールで行われてきたが、「オペラとの組み合わせは珍しい」と松野弘之館長は話す。「私たちではなかなか出ないアイデア。自由な発想は区民企画委員ならでは」と評価する。
当日は、日本のみならず海外でも活躍するロベルト・ディ・カンディド氏(テナー)ら3歌手が、本場の歌声を披露。プロによる発声レッスンがあるほか、名曲「サンタルチア」などを参加者全員で合唱する。午後2時開演。一般1200円。区内在住または18歳以下、65歳以上、障害者千円。(問)同ホール【電話】045・511・5711
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