県政報告【1】 区民の声届ける一年に 県議会議員 共産党 木佐木ただまさ
昨年の統一地方選におきまして県政・市政それぞれに住民の声を、直接届けることができるようになりました。多くの区民の皆さんの声をしっかりと県政に活かしていくために、本年も一層奮闘してまいります。
昨年、共産党県議団として中学校給食の取組について大阪府へ視察してきました。現在、神奈川県では中学校給食の実施率が約25%と全国で最低水準にあります。かつて実施率が全国最低だった大阪府は、府が市町村へ施設整備に対しての助成を行ったことで、今や90%に迫っています。
中学校給食が実施されていない横浜市では、お昼ご飯を食べずに午後の授業にのぞむ子どもたちがいます。これまでも中学生から直接「お昼ご飯を食べることができていない同級生がいるから是非実現して」と声をかけてもらいました。温かく、栄養バランスのとれた給食を横浜市でも実現していくため、県の積極的な取組を今後も求めていきます。
給付制奨学金の拡充を
12月定例会において初めて本会議での一般質問をする機会を頂きました。一般質問では、給付制奨学金の拡充・創設、介護保険制度について、原子力艦の防災対策マニュアルの見直しの3点について質問しました。
なかでも奨学金制度についてですが、日本は世界の中でもかなりの高学費と言われています。教育を受けたいと願う人に、その機会を確保することは行政の大きな役割です。私自身も高校から奨学金を借りて進学し、現在も返済をしています。卒業後には多額の借金となる貸与制では、将来への不安から借りられず進学そのものを諦めてしまう生徒もいます。安心して学んでいくためには、こうした不安のない給付制奨学金制度が必要です。
そこで、制度の拡充とともに、日本学生支援機構では行われていない大学生向けの給付制奨学金を神奈川県として創設することを求めました。教育長の答弁は、高校等の卒業後の進路確保に資するものであるとの認識はあるが、県としてはやるつもりがない、国に対して要望をするというものでした。多くの生徒や保護者、教職員の方々から望む声があるにも関わらず、非常に冷たい答弁であったと残念に思いますが、これからも様々な実態や声を受け止め県に対して引き続き求めていきます。
様々な課題と向き合い、地域のみなさんの声を一つでも多く議会に届けていきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。
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