鶴見警察署はこのほど、2015年に同署管内で発生した刑法犯認知件数と交通事故件数をまとめた。発表によると、交通事故発生件数は569件。前年に比べ23件増え、5年ぶりにプラスに転じた。振り込め詐欺は31件で、県内ワーストだった前年から半減した。
パトロール強化
交通事故増加の原因について、同署は「数字の傾向は前年と大きな違いはなく、特定はできない」とする。事故の関係者別にみると、子どもや高齢者、自転車が関係する事故が前年に比べ増えている。曜日別では金曜日、時間帯別では夕暮れ時の午後4時〜6時が発生件数が多い。
増加を受け、同署は事故多発地帯でのパトロールや、交差点での交通マナーの是正指導を強化。動員数や1日の実施頻度を倍増させ、毎月6日間集中的に行うことで、減少につなげたいとしている。
金融機関も協力
刑法犯認知件数は1817件で、前年から140件減少した。中でも振り込め詐欺は大きく減少。前年に多く見られた手口である還付金詐欺は、32件から4件に減。被害額も2億円に匹敵した前年から半減した。
減少の要因について同署は、「水際の阻止に努めてくれている金融機関の協力があってのこと。警察の啓発活動だけではなかなか防止できない」と話す。
今後同署は、被害に遭いやすい高齢者本人だけでなく、周囲の家族にも注意喚起する機会を作っていくことで、詐欺被害撲滅を目ざしたいという。
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