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横浜市 妊娠相談窓口を開設 児童虐待増加が背景に

社会

掲載号:2016年2月18日号

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 横浜市は妊娠や出産、育児などの悩みを電話やメールで相談できる窓口「にんしんSOSヨコハマ」をこのほど開設した。予期しない妊娠で悩む女性が、孤立することなく相談支援を受けられるようにするのが狙い。妊娠早期からの支援充実と児童虐待防止につなげたい考えだ。

 にんしんSOSヨコハマは臨床経験5年以上の保健師や助産師、看護師などの相談員が妊娠や出産、育児に関する悩みを持つ相談者に365日対応する。必要に応じ、各区の福祉保健センターなどの相談支援機関を紹介するなどして継続的なサポートを目指す。

 横浜市児童相談所での児童虐待の相談・通告受理件数は年々増加し、2014年度には4507件と過去最多となった。厚生労働省が昨年10月に発表した検証結果によると、心中以外の虐待死は0歳児が死亡事例全体の4割以上を占めている。また、妊婦健康診査の未受診や望まない妊娠であるケースも目立った。市こども青少年局こども家庭課によると、妊婦健診を受けず出産時に初めて医療機関を訪れる「飛び込み出産」は、市内でも年間約60件あるという。

妊婦の孤立防ぐ

 市では各区の福祉保健センターでも妊娠などの相談を受け付けているが、利用者は多くないのが現状だ。同課担当者は「特に若年層は区役所には行きづらさを感じると思う。(にんしんSOSは)夜間や土日も行っているので気軽に相談してほしい」と話す。

 1月21日の開設以降、相談は1日あたり1〜2件来ている。同担当者は「早く相談することで産む準備も整えられるし、状況によっては産まない選択をすることもできる。サポートを受けて考えが変わることもあるので、一人で悩まないでほしい」と話した。

 日本助産師会副会長の山本詩子さん(山本助産院・金沢区)は、同事業を「児童虐待を予防するためにも重要」と評価する。一方、「本来、妊娠は喜ばしいこと。『予期しない妊娠』だけでなく、幅広い相談を受け入れていることも周知してもらえれば」とも話した。

 相談は【電話】045・662・5524(午前10時から午後10時)、メールは横浜市ホームページからアクセスできる。無料(通話料は自己負担)。

公明党横浜市議団

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