東寺尾地域ケアプラザの地域交流コーディネーターとして、全国研究集会で登壇する 土屋 環さん 東寺尾在勤
地域つなぐ「まちの応援団」
○…毎年1度、全国からボランティアに関連する活動を行う人たちが集う全国ボランティアコーディネーター研究集会。横浜が会場となる今回、3月5日に全体会のパネリストとして活動報告などを行う重責を担った。「人前で話すのは苦手。すごい活動している人たちの中で、私でいいのかなと」。まちが活発になるように、人と人をつなげる「まちの応援団」。大舞台に尻込みしたい気持ちも、大切にする自身の職の存在を伝えたいという思いが勝った。
○…父の転勤で、幼少期を諏訪坂で過ごし、豊岡小、鶴見中と通った。「高校時代のバイト先も鶴見。好きなまち」。保育士の短大を卒業。一度は一般事務に就職したが、やはり福祉関係の仕事をと、東寺尾地域ケアプラザを運営する社会福祉法人若竹大樹会に入職した。地域交流コーディネーターという肩書も知らなかったが、自分なりに開拓してきた。「楽しく仕事をさせてもらって、気づけば15年」。地域の人とゼロから企画を作り上げる感動。何にも代えられない喜びを知った。
○…折り紙の先生、プロデューサー、ピアノ伴奏の人等々、地域とのつながりの多さから、呼ばれ方は様々。旺盛な好奇心で、事業を企画するたび、教わることが趣味になる。「そば打ちをやってから毎年年末は自分で」と笑う。常に地域活性化などを考えているが、それでも溜まるストレスは大好きな立ち読みで発散。「最新の婦人誌から福祉関係とか、いつものルートで2〜3時間いるとすっきり」
○…市内133館ある地域ケアプラザに1人ずつ配置されているコーディネーター。15年は全市最長だ。子どもから高齢者まで、会う人数は年間延べ1万人にも上る。隔てなく向き合い、話を聞く。「あの人はこんなことができるとか、人の貯金をすると後でつながる」。自他ともに天職と認める道。鶴見が、横浜がもっと良くなるように――つなぎつながり、まちを笑顔にしていく。
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