合唱を披露した両校生徒
大本山總持寺で３月12日、東日本大震災復興祈念企画「祈りの夕べ」が開かれた。主催は同寺と区民らからなる実行委員会。企画は２０１３年から始まり、今年で４回目となった。
總持寺僧侶らによる物故者供養と復興祈願法要が行われたあと、復興祈念コンサートを実施。コンサートには、１回目から参加する福島県立安積黎明高校合唱団と、今年初めてとなる潮田中学校マーチングバンド部が出演した。両校生徒は、いずれも全国大会常連という音色を響かせ、最後にはサプライズで合唱のコラボレーションを披露。会場となった大祖堂に感動を呼んでいた。
法要の導師を務めた大本山總持寺貫主の江川辰三禅師は、「発生から丸５年。本当の復興は険しい。被災地への思いを風化させず、互いに共有を」とあいさつ。当日はそのほか、鶴見大学附属高生徒の祈りのメッセージや、境内を寄せ書きの書かれたろうそくカップで飾る万灯供養もあった。
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