鶴見区民文化センターサルビアホール(松野弘之館長=人物風土記で紹介=)は、この春から音楽家ら15組を地域へ派遣する「サルビア・アーティストバンク」を始める。4月23日には、同ホールでアーティストのお披露目公演を開催。区内施設へ呼びかけ、イベントなどへの出張依頼を募っていくという。
サルビア・アーティストバンクは、あらかじめ人材バンクに登録された音楽家などを、地域のイベントや施設へ派遣する仕組み。ホールを訪れる機会の少ない区民にも、気軽に文化芸術に親しんでもらいたいと、この春から始動する。
運営能力も評価
アーティストは、公募で選出。2016年度は、区内外から集まった応募総数57組の中から、実技審査などを経て15組が選ばれた。ピアノやサックスなどの演奏家から、朗読、琉球地方の民謡、街頭紙芝居など、幅広いジャンルのアーティストが揃う。
「確かな演奏技術があり、実際に地域へ出張した際の運営能力を重視して選考した」と同ホールは話す。登録は1年契約。秋には17年度のアーティストを新たに募集するという。
派遣を依頼するには同ホールへ連絡し、スケジュール調整や出演料の交渉などを行う。必要に応じ当日の機材準備や運営を同ホールがサポート。終了後、簡単な実施報告書を提出する。
これまでアーティストを呼ぶ方法がわからなかった場合にも、企画を立てやすくしてもらうことをねらう。
福祉施設へPR
今後は、4月23日のお披露目公演で各アーティストの特徴をアピールするほか、区内施設へ人材リストを送付し出張依頼を募る。すでに学校や子育て施設などへの配布は済んでおり、問合せも入っているという。「障害者など、なかなかホールへ足を運べない人のために、福祉施設への広報にも力を入れていきたい」と同ホールは意気込む。
「アートに触れたいという思いが少しでもあればまずは相談してほしい。実現する方法を一緒に考えていきたい」と同ホールは呼びかけている。
お披露目公演は、午前10時半開場、11時開演。入場無料。乳幼児も入場可。問い合わせは同ホール【電話】045・511・5711。
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