鶴見警察署管内で、還付金詐欺が急増している。6月6日現在の還付金詐欺発生件数は13件に上り、県内で最も多い。同署は、被害を食い止めようと、警戒や注意喚起を強めている。
還付金詐欺の主な手口は、区役所職員や東京中央郵便局などを名乗った犯人から、電話で医療費や年金の還付金をATMで返金すると騙され、預金を振込んでしまうもの。
同署管内では、5月初めから還付金詐欺が相次ぎ、約1カ月間で8件発生。被害額は還付金詐欺だけで約1580万円に上っている。
「うなぎのぼりの状況。認知しきれていないケースを含めれば、件数は倍以上になるのでは」と危機感を募らせている。
対策として、同署は5月末から毎日、ランダムに抽出した区内ATM20カ所にそれぞれ一人ずつ警官を配置し警戒。実際に被害阻止につながった事例もあり、6月中旬まで警戒態勢を続けていくという。金融機関へも協力を呼び掛け、ポスター掲示などを通じ、注意喚起を続けている。「ATMで還付金の返金手続きをすることはないことを、しっかり覚えておいてほしい」と同署は呼びかけている。
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つるぎん27日に4月25日 |
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