寺尾中学校陸上部3年生の3人が、先ごろ行われた第29回神奈川県中学校選抜陸上競技大会で、全国出場のための標準記録を突破した。3選手は、8月21日〜24日に長野県で開かれる全日本中学校陸上競技大会に出場する。
中学校陸上の全国大会は、教育的観点などから、順位ではなく、種目ごとに設けられた標準記録を突破した選手に出場権が与えられる。
今大会、標準記録を突破したのは、各種目の市予選で10位以内に入り、県大会に出場していた今村輝子さん(女子共通100mハードル)、金子佑太朗くん(男子共通1500、3000m)、新上健太くん(男子共通400m)の3人。いずれも全国出場は初めて。
女子100Hで突破
「組の中で下位だったのでダメだと思った」と直後の心境を語ったのは今村さん。結果は自身の持つベスト記録を0・24秒更新し、標準記録をクリア。目ざしていた全国に手が届き、「ほっとして、うれしかった」と笑顔を見せた。
1台目のハードルまでのスピードアップが、さらにタイムを伸ばす鍵と分析。「予選の1本で終わらせないようにがんばりたい」と意気込んでいる。
自己ベスト13秒更新
長距離2種目で出場する金子くんは、先に決めた専門の3000mで、自己ベストを13秒短縮。続く1500mは「3千で決められていたので少し余裕があった」と振り返る。本番で成長を見せたが、「早い人に力負けして優勝できなかった」というのが反省点だ。
ラスト1周のスプリント力が課題とし、「ロングスパートをかけられるようにして、決勝に残りたい」と抱負を語った。
県内一から日本一へ
県大会は全体でも1位となった新上くんは、県内では今年、400mで最も早い記録を持つ実力者。だが、「突破は嬉しいが、ベストが出せず、今のままでは全国優勝レベルになく悔しい」とさらに上を見据える。
昨年から日本一を目標に励んでいるという新上くん。前半200mの積極性をポイントとし、「全国優勝できるようにがんばる」と、残り約1カ月、高みを目ざす。
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