神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2016年8月18日 エリアトップへ

みんなで打ち上げ30年目 「鶴見の花火」今年も

社会

公開:2016年8月18日

  • LINE
  • hatena
昨年の花火(森永橋付近)
昨年の花火(森永橋付近)

 鶴見の夜空に大輪の花火を打ち上げる鶴見川サマーフェスティバルが、8月20日(土)、佃野公園周辺で行われる。主催は、区民や企業らからなる同フェスティバル実行委員会。30回目を数える今年は、例年より300発多い、約1700発を打ち上げる予定だ。

始まりは若手でフリマ

 5月の三ツ池フェス、10月の臨海フェスと並び、三大区民祭りと称されるサマーフェスティバル。「一番に始めたのは花火」。1回目から関わり、現在実行委員長を務める土田和男さんはそう語る。

 30年前、鶴見には区民祭りのような大きなイベントが一つもなかった。「みんなでまちを盛り上げよう」。そんな思いで集まったのが、区内の青年会議所メンバーやボーイスカウト、商店街の2代目などの若手たちだった。

 「TSURUMIふれあい祭実行委員会」という組織を立ち上げ、当時まだ珍しかったというフリーマーケットを鶴見で開こうと、仕事終わりに会合を行い話し合った。

 「花火も上げたらどうかって。きれいに見えるだろうと最初は冬にやった」と土田さん。仲間たちで協賛を募り、県などに許可をもらい打ち上げた花火。「宣伝もせずに上げたから、見に来たのは会のメンバーだけだった」と笑う。

 その後、花火と合わせ、ファッションショーや音楽祭、パレードなどを企画した。数日間に渡り様々な催しを行ったこともある。猫のコンテストには全国から参加応募があったという。

区主催経て復活

 不景気や会場の都合などで、近年住民らが主体となり行われるものは、県内でも数少ない。そんな花火だが、一度、主催が区に変わった期間がある。

 同じく夏の風物詩となっていた「鶴見川いかだフェスティバル」と同日開催となっていた時代、日中の雨でいかだフェスを中止にしたものの、雨が上がったため花火は実施。「そこに苦情が入って、区から企画の譲渡をお願いされた」。土田さんは振り返る。

 「任せてみよう」とみんなで決め、区主催の時代は、模擬店を出すのみだった。そして2008年、市民との協働を推進する市の方針などにより、再度区民主体の企画として復活。土田さんは「火を消せないと思った」と引き受けた理由を話す。

区民の「気持ち」集め

 恒例となった花火だが、打ち上げに最も必要なのは協賛金だ。毎年各所に依頼に行くという土田さんは「個人から企業まで、変わらずに付き合ってくれるところばかり。本当にありがたい。だからこそ、鶴見の花火なんだ」と感謝する。

 みんなで作ったみんなの花火。今年の打ち上げは午後7時〜7時45分までを予定している。午前9時45分〜、鶴見川でのEボート体験、11時30分〜は各種模擬店などもオープンし、午後1時〜は鶴見川コンサートも開かれる。荒天時翌日延期。詳細ホームページ【URL】http://tsurumigawa.com/

かつて同日開催だった「いかだフェス」
かつて同日開催だった「いかだフェス」

鶴見区版のローカルニュース最新6

建功寺で花まつり

建功寺で花まつり

4月6日 様々な催しも

3月28日

つるみばんぱく初開催

つるみばんぱく初開催

31日 震災支援チャリティも

3月28日

生麦で魚や野菜の青空市

生麦で魚や野菜の青空市

31日午前7時から

3月28日

フォトコン入賞作を展示

横浜市

フォトコン入賞作を展示

横浜港と客船 テーマに

3月28日

ラグビー協会会長が来浜

ラグビー協会会長が来浜

10月に日本対NZ戦

3月28日

ネットの安全な使い方とは

ネットの安全な使い方とは

青指鶴見中央地区が講座

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook