尻手銀座商店街に模擬店などが立ち並ぶ夜店が8月27日に開かれる。今回は矢向小学校の6年生が、商店街を盛り上げたいと、出店に挑戦する。
尻手銀座商店街の夜店は、40年ほど前から毎年開催されている。地元の子どもたちに「500円玉1枚あれば楽しめるように」と、50円〜100円程度で模擬店商品を提供。矢向中学校生徒による吹奏楽や合唱などのステージ発表もあり、例年多くの人が訪れている。
今年は初めての試みとして、矢向小学校6年3組の児童32人が運営に参加し、ヨーヨー200個の製造・販売・管理までを担当する。
利用客減少
児童は、この5月から授業として尻手銀座の活性化をテーマに、商店主へのインタビューなどに取り組んできた。学習のテーマは、商店街の利用客が減少していると感じた児童たちの発案から決まった。
大型スーパーの出店などを背景に、尻手銀座は集客力が低下。ピーク時には約90店舗が並んだが、現在は48店舗に減少した。尻手銀座親交会の山梶眞右会長は、「ここ10年で一気に30店舗ほど減った。商店街の存続自体を考える時代になった」と話す。
今年に入り、尻手駅前にも新たなスーパーが開店。客足が伸び悩む商店街に児童は問題意識を持った。
魅力知って
活性化に向け、これまでに児童は尻手銀座を何度も訪問し「良いところ探し」を実施。インタビューなどを通じて「人の温かさ」や「品揃えの豊富さ」、「客との厚い信頼関係」があることを発見し、「こんなに良い商店街をもっと知ってほしい」と感じたという。山梶会長は、「応援の気持ちはとてもうれしい。多くの人が商店街を知るきっかけになれば」と期待を込める。3組の担任・伊藤義将教諭は、「地域と協力する体験を活かして、地元への愛着を深め、さらに活躍してほしい」と話していた。
夜店は午後5時〜8時。小雨決行・雨天順延。
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