今や日常生活になくてはならないパソコン。高齢者でも使いこなし、生活の楽しみにしてもらいたいと、ボランティアによる講習活動を続けているのが、鶴見パソコン・ボランティア協会(角田政男会長=人物風土記で紹介)だ。2001年から始まった活動は今年で15年目を迎えた。
同会は、会社員時代にパソコンを使い、退職後その能力を活かしたいと集まった有志らによって結成され、現在60代から70代の54人のボランティアが活躍している。
独自テキストで工夫
主に高齢者を対象とした教室は、ほぼ1年を通じて区内のコミュニティハウスや地区センターで開講。インターネットやメール、ワードやエクセルまで、ボランティアが講師やアシスタント役となり、毎回15人ほどを指導する。テキストは手作りで用意。「市販の本ではわかりにくい。高齢者でも理解しやすいように作っている」と角田会長はこだわりを語る。
教室でつまづいた点などを質問できる「相談室」も定期的に開いている。
受講者からは、「メールを覚え、離れている子どもと連絡を取れるようになった」など、上達の一報が角田会長へ入る。「生き方の幅が広がった受講者は多い。喜んでくれることが私たちのやりがいにもなっている」。同会は、独り暮らしの高齢者の居場所づくりにもなればと話している。
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つるぎん27日に4月25日 |
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