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獅子ヶ谷下神明社 60年ぶり「祭」再興 伝統継承 住民交流の場に

社会

掲載号:2016年9月22日号

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下神明社の鳥居をくぐる子ども神輿
下神明社の鳥居をくぐる子ども神輿

 獅子ヶ谷下神明社の祭礼が9月17日、地元住民から成る奉賛会らによって60年ぶりに開かれた。社殿の建て替えを機に、改めて歴史や伝統を受け継いでいこうと、再開を決意。当日は、多くの周辺住民が集い、祭り復活を喜んでいた。

 下神明社は、1362年創建。地域住民が氏子となり管理運営を担ってきた。

 奉賛会によると、祭礼は60年ほど前まで行われていたが、人手不足や資金不足により、途絶えてしまったという。「芸者などを呼び、盛大にやっていた」と晝間一敬会長は話す。

若手が後押し

 祭り復活の機運が高まり始めたのは2010年の社殿の建替えから。造営の際見つかった古い棟札から、初めて650年以上の歴史を持つ社だとわかり、「伝統を受継いでいくための行事が必要」と感じるようになったという。

 また、近年奉賛会に加入した若手からも祭りの再開を希望する声が挙がった。若手は、氏子の高齢化が進み、神明社の維持管理が難しくなってきたことから集まった、地元の40代。「若手からこのままでは神明社がダメになってしまうと言われ、心動かされた」と晝間会長は振り返る。

 60年前の祭りを知る人はおらず、運営のノウハウはほとんどない中、何度も会合を重ね準備を進めてきた。協力する有志の中には、獅子ヶ谷に越してまだ日が浅い移住者もいる。5年ほど前から住んでいるという吉田沙枝子さんは、「古くから地元に住む世代とはこれまで挨拶を交わす程度だったが、祭りに参加したことをきっかけに交流を深めることができた」と話す。 

 迎えた当日は、子供神輿や上の宮中学校和太鼓部の演奏など、様々な催しが行われ盛り上がりを見せた。

 晝間会長は、「今後も継続し、次回はもっといろいろな企画ができれば。下神明社を支える人をさらに増やしていきたい」と話していた。

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