仲通二丁目のゆるキャラ「仲ニッコリ」を企画した 安村 富士男さん 仲通在住 69歳
思い立ったが吉日の実行力
○…「アイデアが思いつくと、すぐにやっちゃう性格で」。仲通二丁目のゆるキャラ「仲ニッコリ」も、そうだった。前触れもなく発想し、そのまま構想。決して高くはない製作費も負担し、生みの親になってしまった。知名度は徐々に高まり、イベントに出れば子どもたちの人気者になっている。「人に喜んでもらうのが趣味だから。仲通には40年も住み続けてきたので、地域に何か還元したい気持ちもあったからね」とさらりと話す。町会単位でのゆるキャラ製作は全国でも珍しい取組だが、あくまで肩の力は抜けている。
○…普段は仲通にある産経新聞の専売所所長として働く。青年時代は世界各国をまわってみたいと船乗りを目ざし、高等商船学校を受験するも失敗。その後は早稲田大学に進学するも途中でやめた。当時、中退する学生は少なくなく、「卒業しなくたっていいじゃないというムードがあった。希望や夢があれば生きていけると。自分もそうだった」と振り返る。そんな時代の中で、新聞販売店のアルバイトをしていたつながりで、産経新聞へ。28歳ごろから現在の店をまかせられ、40年ほどになる。「どこかに務める人生より、自営業で大きくやってみたかった。自分は独立独歩の人間だと思う」と評価する。
○…自治会活動には広報部長として20年以上携わり、回覧板の配布などを担当。川柳に堪能で、週刊誌の投稿欄で特選に入る腕前。雑学好きでもあり、日ごろから『文藝春秋』などの雑誌で知識を蓄えている。飲み会では関心のある手相の豆知識を披露し盛り上がる。「私は生命線が長くてね、120歳ぐらいまで生きられそう」と笑う。
○…アイデアの実行力・行動力で実現したゆるキャラ企画。次なる一手は未定だが「思いついたらすぐ実行するよ」。潮田神社例大祭など、イベントごとに老若男女が集まり活気にあふれる地元。仲ニッコリの力でさらに盛り上げる。
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