「安いよ、お兄さん買ってって」――通りを埋め尽くす人と、飛び交う威勢のいい呼び声。生麦魚河岸通り周辺で11月23日、年に1度恒例となった旧東海道まつりが行われ、会場を訪れた1万5千人が築地を思わせる活気を楽しんだ。
祭りは、生麦魚介商組合が2010年から企画してきたイベントを、一昨年から生麦第一地区連合会が引き継いで実施。魚河岸近隣の商店街とも共催して行われている。
江戸城に食べ物を献上していた御菜八ヶ浦の一つを担っていた生麦。当時を再現しようと、通り沿いに茶屋風のベンチを設置し、和装したボランティアの生麦中学校生徒らが、団子などを売り歩いた。
魚介商や自治会などが模擬店を出店。名物の穴子の天ぷらには、開始2時間ほど前から列ができた。地元伝統の生麦囃子や甚句のステージもあった。初めて来たという川崎市在住の親子連れは「普通のイベントと違って面白い。食べ物も美味しかった」と笑顔だった。
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つるぎん27日に4月25日 |
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