稲荷社にスポットをあてたイベント「第一回生麦いなりフェス」が2月12日、生麦3丁目の神明社で開かれた。
地域住民らにより結成され、文化や歴史の継承などを目的に活動する「生麦の道100年紀委員会」が主催。今回のイベントは、江戸から続く「稲荷講」の継承や、油揚げを使った名物づくりなどを目的にはじめて企画した。
当日は、約2千人が来場。飲食ブースには開始直後から行列ができ、30分ほどで売り切れとなる店舗もあるなど大盛況となった。
また、ステージでは、民謡や沖縄三線、金管バンドのほか、横浜市無形民俗文化財に認定されている生麦囃子保存会(八木下努会長=人物風土記で紹介)も出演。稲荷社の神の使いとされる狐の面をつけて踊る、「天狐の舞」を18年ぶりに披露するなど、会場を盛り上げた。
地元に住むという60代の女性は「稲荷講のことは知らなかった。伝統も知れて面白い企画」と話した。
主催した同委員会は、「予想以上の人出だった。色々な人に協力してもらって開催できた。来年以降も継続できれば」と意欲を示していた。
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