春本番を思わせる陽気となった3月30日、みなとみらい地区・赤レンガパークの一角にある桜の木の下に、花見をする女性たちの姿があった。「まだ咲いていないけど、気持ちがいい」。一分にも満たない桜の下で、満開の笑顔を咲かせたのは、区内会員らを中心に構成される国際ソロプチミスト横浜東(後谷美沙子会長)のメンバーたちだ。
20周年記念で植樹
「海風にも強いオオシマザクラ2本とタブノキを3本植えたの」
同パーク周辺の緑化推進計画の際、市民らの寄贈などによって木々が植樹されたのは、2004年度のこと。そのうちの一部を同団体が贈った。
130の国と地域で、女性と女児の生活向上のために活動する、女性たちの国際的ボランティアネットワークであるソロプチミスト。植樹は、同団体の認証20周年を記念して行われたもの。桜にこだわったのは、「やはり日本人だから」とメンバーはほほ笑む。
設立当初から参加し、植樹にあたり市に相談したという生方千子さんは「港に植えたかった。みんなの思いが込められた桜」と話す。
ある限り続けたい
ほぼ毎年、成長を確かめるために行ってきた花見。「恋人に会うみたいに見に来る」と生方さん。
13年が経った今年は、国際親善事業の一環として、本町通にある国際学生会館の留学生らを初めて招いた。「若い人との交流は素敵な時間。これからも桜がある限り、続けていきたい」。花見は初めてだという学生たちの笑顔を見て、後谷会長はそう笑った。
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