寺尾中学校で3日、同校バドミントン部生徒約60人を対象に、2012年ロンドン五輪バドミントン女子ダブルスで銀メダルを獲得した「フジカキ」ペアこと、藤井瑞希、垣岩令佳両選手=ともに再春館製薬所)による講習会があった。
児童委が企画
講習会は、藤井選手と交流のある生麦第二地区の主任児童委員・河原朝子さんが企画。4年前から、毎年同地区内の小学校で実施してきた。垣岩さんが参加するのは初めて。これまでは講演会という形だったが、今回は部活動対象ということもあり、講習会となった。
河原さんは「2人と出会った3年後と、出会わなかった3年後、生徒の将来の何かが違ってくれれば」と企画の思いを話す。
一流プレーに興奮
当日は、一人でも多くの生徒が2人と交流できるようにと、ゲーム形式をメインに進行。2人が時折見せるスマッシュといった本領のプレーにどよめきが上がるなど、生徒たちは終始興奮した様子だった。
アドバイスを受けた3年生は、「レシーブの仕方や打点の位置などを教わった」と笑顔。「手加減してくれていたと思うが、狙う場所がうまくてすごかった。本当に貴重な経験」と紅潮した頬をゆるめた。
練習後には銀メダルにふれる機会もあり、生徒たちは「重たい」「すごい」と目を輝かせていた。
生徒から元気
今年2月、解消していたペアを再び結んだ「フジカキ」の2人は、「礼儀正しく、良い子たちばかりだった。積極的に質問してくれて嬉しかった」と生徒たちの前向きな姿勢に感心。藤井選手は「試合に向けて練習ばかりだと辛くなるが、純粋な中学生の顔を見て、バドミントンを好きな気持ち、原点を思い出した。元気をもらった」と充実した表情を見せた。
垣岩選手も「楽しさを再確認できた」とし、「メダルに涙目になっている子もいて、やはり上のレベルでがんばりたいと思った。良いきっかけになった」と決意を新たにしていた。
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