琉球王国時代から伝わる「沖縄角力」の大会が7月30日、入船小学校で開かれた。一般財団法人おきつる協会(金城京一理事長)が主催し、今年で73回目となる。
沖縄角力は普通の相撲と違い、初めからがっぷりよつに組み合った状態で取組が始まる。まわしから手を2度放すか、背中が地面についた時点で負け。5分間3本勝負で先に2本取った方が勝ち。
当日は区内外から32人の力士が集まり、トーナメント方式でしのぎを削った。250人を超える観客からは「ちばりょー(がんばれという意味)」の言葉が飛び交った。
久米島在住で、同大会2度目の優勝を飾った大村健太さん(31)は「今年で最後の大会。優勝はやっぱり気持ちいい。自分の引退後は後輩達に頑張ってほしい」とこれからの大会の繁栄を願った。
金城理事長は「沖縄半島以外でこの角力をやっているのはここだけ。伝統を受け継いでいきたい。75回大会は記念の大会にしたいと思っているので、地元力士の参加も増えれば」と話した。
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