市場下町の施設・機器用照明の専門メーカー企業プリンス電機株式会社(寺嶋之朗代表取締役社長)が7月28日、関東商工会議所連合会から地域活性化や会議所の知名度向上などに顕著な貢献をした事業所に贈られる「ベスト・アクション表彰」を受賞した。同社の行っている環境経営活動が高く評価された。
「ベスト・アクション表彰」は商工会議所の事業活動に関連して、まちづくりの推進や地域活性化、会議所の知名度などに顕著な功績を残した会員等を表彰し、他会員の模範とすることなどが目的。
1都8県の商工会議所で構成される関東商工会議所連合会で行っている唯一の表彰制度で、2006年度から毎年行われてきた。プリンス電機(株)は横浜商工会議所の会員1万1725社の代表として推薦を受けた後、厳正な審査を経て表彰が決まった。
環境教育活動幅広く
同社はLED照明や蛍光ランプの開発・販売事業を行う傍ら、自ら地球温暖化防止活動を広める「グリーンコンシューマー」の育成と増加のために、幅広い層を対象とした独自の環境教育活動を実施している。
2007年から行っている「身近なあかりに興味を持とう」をテーマにした近隣小学校への環境出前講座はこれまでに40回、1327人が受講。さらに、環境・社会意識を啓発する児童書の図書館への寄贈、NPО団体職員向けの研修や大学への寄付講座など長年にわたり活動。これは経営を円滑にすることや地球環境へ貢献したいという同社の思いがあって始まった。
経営にもつながる取組
環境・地域への取組は、信頼できる企業としてビジネスにも貢献していると評価され、今回の表彰につながった。同社は今年2月、横浜商工会議所、横浜市環境保全協議会と連携したエコビジネスセミナーを実施。活動を広報し、メディアなどの報道記事にすることで連携した地域・団体へのPRになった。
同社寺嶋社長は「日頃の活動が評価された結果だと思う。これからも商工会議所の会員企業として尽力していければ」と話した。
|
<PR>
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|