鶴見区の社会人軟式野球チーム「ビギナーズ」(大平一弘代表/横浜市野球連盟・鶴見区野球協会ほか所属)が明日9月22日〜25日の4日間、秋田県で開かれる高松宮賜杯第61回全日本軟式野球大会(1部)に出場する。同大会への出場は区内で初めて。15日には大会を前に代表らが鶴見区役所を訪問。「90周年の年に鶴見代表として勝ちに行く」と決意を語った。
(公社)全日本軟式野球連盟が主催する同大会は、軟式野球最高峰と言われる天皇賜杯の次に権威のある大会。所属する県支部の予選大会で優勝したのち、関東ブロック大会を勝ち抜き、出場権を得る。ビギナーズは今回、開催地が神奈川だったためブロック大会は免除となった。
同チームは5年前から同大会予選に出場しており、昨年は県大会の準決勝で敗北。昨年苦杯をなめた川崎市のチーム、ドリームキャッツと今年は決勝戦で対戦。大一番に備え、できるだけ良い状態で強いピッチャーを持って来られるように初戦から調整したこともあり、3対0で全国への切符を手にした。
征矢雅和区長は「市、県の大会とここまで来るのも大変だったはず。鶴見区も90周年という記念の年なので、ぜひ頑張ってほしい」と激励。大平代表は「90周年なので頑張りました。全国でも全力で戦います」と意気込んだ。
小野さんを秋田で
社会人野球は企業チームが多い中、ビギナーズは大平代表が同級生を集めて1995年にできたチーム。キリンビール(株)横浜工場に勤務していた大平さんが野球場や試合数の多さから鶴見を拠点とした。チーム名は初心者だと思わせて相手を油断させるという意味がある。初めは10人に満たなかったが、現在は10代後半〜40代までの25人が所属。
チームに所属する元巨人の小野仁さんの故郷が秋田県であることから、小野さんを秋田で凱旋登板させたいとチームが一丸となり、練習を積んできた。小野さんは現役として活躍していた15年ぶりの秋田になる。
メンバーは会社が別々のため、なかなか練習も全員が集まることはできないというハンデもある。監督の広沢昌史さんは「企業チームに引けを取らない強いチームを目指す」と力強いコメント。大平代表は「区内の野球関係者も本当に良くしてくれ、鶴見代表という思いが強い。周りの人への恩返しという気持ちで勝ちに行きたい」と話した。
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|