地区内の高齢者宅を訪問し、火災などの防災を呼びかける生麦第二地区連合会(杉浦節子会長)の「ふれあい防災訪問」が、今年も始まった。11日には、鶴見消防署岸谷消防出張所で出陣式が行われ、住民ら約100人が、「自らのまちは自らで守る」と決意を新たにした。
死亡事故受け19年目
ふれあい防災訪問は、19年目となる、この時期の恒例行事。同連合会の13自治会・町内会内に住む、75歳以上と単身世帯、日中独居となる高齢者宅を訪問し、特に火災予防を呼びかけてまわる取組だ。高齢者宅は各町で調べ、今年は1684軒。訪問は民生委員・児童委員、婦人部員、家庭防災員ら約165人が担当する。
きっかけは20年前に発生した火災死亡事故だ。「ひと冬に2件あり、何かしなくてはと話し合い始まった」と杉浦会長は振り返る。
同連合会では以降、火災での死亡は発生しておらず、2度の連続無火災表彰も受けている。鶴見消防署の齋藤俊彦署長は、一万世帯という範囲で独自に防災訪問をするのは市内でも珍しいとした上、「大変ありがたい取組」と敬意を表した。
要援護者対策にも
訪問時は、火災予防の注意喚起はもちろん、世間話を通したコミュニケーションも重要視する。
「防災をきっかけにしながら、普段の困ったことなどを聞く。災害時の要援護者対策にもつながる」と杉浦会長。防災以外にも寄与する取組となっている。
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