白鵬女子高等学校=北寺尾=の陸上競技部が、24日に京都で行われる全国高校駅伝に出場する。出場権をかけた県大会では、中学時代は実績のなかったメンバーが4年連続で優勝していた荏田高校を底力で破った。全国大会へ向け、チーム一丸となって挑む。
全国の出場権を握るのは各県大会で優勝した47校。県大会は11月4日、丹沢湖で行われた。女子は5区間、21・0975Km。白鵬は1区から5区まで一度もトップを譲らない区間賞の完全優勝を果たした。
雑草中の雑草
夏の記録会では、荏田高校と30秒以上という大きな差があったという。佐野純監督は「今年のチームは雑草中の雑草。中学時代の実績は全くない選手ばかりだった。ポテンシャルでは荏田には勝てなかった」と振り返る。
「全国に行きたい」と強く願う選手たちに対して佐野監督は「勝つ方法は一つしかない。生活習慣だ」と伝えた。
通常は2週間ほどの合宿を今年は1カ月に延ばした。合宿では、練習はもちろんだが、生活習慣に気を配った。決まった時間に起床し決まった時間に寝る。スマートフォンは使わず、洗濯や掃除は自分でするなど規則正しい生活を繰り返した。「当たり前のことを当たり前にやってきた」と佐野監督。ストイックに身体作りをすることで、県大会直前の記録会では荏田高校との差を2秒まで縮めた。
ライバルは先輩
3区の田中瑠美さんは「県で優勝はしたけれど目標としていた1時間9分台に持って来れなかった」と悔しさを滲ませる。全国入賞は8位まで。これまで県では2011年に同校が6位の成績を収めて以来、入賞は出ていない。主将の吉村玲美さんは「ライバルは先輩。油断せず、去年1位のチームに少しでもくらいついていきたい」と意気込んだ。
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