Vol.20 市政報告 鶴見を想ふ 横浜市会議員山田一海
末吉・新鶴見橋間の人道橋が架設へ
新しい年が明けました。市会議員として8期目の現在まで、さまざまな経験を積んでまいりました。よりよい市政のため、貴重な経験を生かし、今年も変わらず励んでまいります。
さて、末吉橋と新鶴見橋の間、矢向一丁目と上末吉二丁目付近をつないでいた鶴見川水管橋の代わりとなる人道橋の架設位置が、決定に向けて動いています。
市道路局は、末吉・新鶴見橋間で4つの案を出していました。新設する階段や斜路の取り付け位置、また、既にある階段の位置などをもとに架設位置を検討。動線や道路へのアクセスの良さなども考慮した上で、このほど仮設に向けた方針が固まりました。もともと水管橋が架かっていた少し上流で、矢向中学校の西側、新鶴見ドライビングスクールの上流あたりになる予定となっています。
一日に約700人の方が生活道路として活用していた水管橋が撤去され約2年、近隣の皆様にとっては不便な毎日が続いていることと推察します。
末吉・新鶴見橋の2橋間は、市道路局の検討により、「歩行者交通を確保する必要性が高い区間」に位置付けられております。今後、詳細な設計から着工と、完成まではまだ少し時間を要することが予想されますが、新たな人道橋が、より住民の方のためのものとなるよう、進捗をしっかりと見守ってまいります。
鶴見中央跡地に駐輪場、防災備蓄庫
2013年3月末で移転のため閉鎖されていた旧鶴見区休日急患診療所の跡地で、先ごろ公募売却の事業者が決定し、利活用の方向性がまとまりました。
この跡地は京急鶴見駅にほど近い商業地域にあり、市が売却にあたり、「自転車駐車場、地域防犯、地域防災および地球温暖化対策に供する施設の附帯設置」という条件を付けて事業者を募っていた土地です。
今回、4件の応募の中から、共同住宅(61戸)、駐輪場150台、防犯カメラ、防災備蓄庫、敷地内緑化を提案した京都市に本社を置く不動産会社・(株)アールライフが選ばれました。今後はより具体的な計画が示され、2年以内にしゅん工する予定となっています。
いずれにしても、駐輪場や周辺地域にも開かれた防災備蓄庫ができることによって、課題となっている鶴見駅東口周辺の放置自転車の緩和や、地域防災に資するものとなるはずです。
これまで手つかずだった駅前の貴重な土地が、区民の皆様の利便性向上や、安全安心につながるものとなるように、市に働きかけてまいります。
鶴工跡地整備すすむ
JR鶴見線「鶴見小野駅」そばにある鶴見工業高校の跡地については、昨年8月、最後に残っていた西側土地の事業者が決定し、ようやく全ての利活用方法が決まりました。
道路をはさみ、東側0・8ヘクタールには、100床の特別養護老人ホームと、計228床を有するリハビリテーション病院、西側1・5ヘクタールには横浜市医師会の看護学校や公園、有料老人ホームや地域交流施設、商業店舗が軒を連ねる予定です。
当初予定からの変更など、長年にわたり地元の皆様もご心配のことだったと思いますが、来年度内には新たなまちの拠点が完成します。私も最後まで見届けていきます。
鶴見駅中電停車 実現へ努力
市会議員として、また一区民としても悲願であるJR鶴見駅への中距離電車停車。ここ数年、相鉄が進める神奈川東部方面線・相鉄・JR直通線事業の進捗に合わせる形で、実現に向けて課題を一つずつクリアしている状況にあります。
自治体負担となる請願駅という条件が出される中、市の調査ではホーム設置が可能なこと、公共事業の実施判断基準となる費用対効果が基準を上回ったことなどが明らかになっています。
昭和40年代からの区民の夢でもある、鶴見駅中電停車という大願を実現させる最大のチャンスが来ています。今一度、大きな声をお寄せください。私も力の限り努力してまいります。
山田一海
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