鶴見区版 掲載号:2018年1月4日号 エリアトップへ

新春区長インタビュー 100年へ、区民と関係強固に 伝統、多文化…魅力をつなぐ

社会

掲載号:2018年1月4日号

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インタビューに答える征矢雅和区長
インタビューに答える征矢雅和区長

 昨年、区制90周年の本番イヤーを終え、100周年に向けて走り始めた鶴見区。将来人口推計では、横浜市が2019年に迎えるピークよりも長く人口増加が見込まれているなど、明るい話題がある一方で、高齢化や子育て世帯の増加、災害対策といった多くの課題への対応が必要となる。本紙では新春にあたり、約29万人が住む鶴見区行政のトップ・征矢雅和区長に、今年の展望や意気込みなどを聞いた。(聞き手/本紙鶴見区版編集長・浜田貴也)

北線でアクセス向上 防災対策も

 ――区制90周年の本番イヤーを終えました。昨年1年間の振り返りを。

 「昨年は区制90周年の記念すべき年となり、年間を通して地域の皆様と共に盛大にお祝いすることができました。90周年の節目を機に、区民の皆様と地域のにぎわいにつながる新たな取組ができたこと、また未来の鶴見を共に考える契機となったことを大変嬉しく思います。

 12月には、90周年を機に創設された『鶴見区ランニングフェスタ2017』が開催され、次の100周年につながる取組ができました。本イベントが地域に根付き、多くの方に愛されるものになるよう期待しています。

 昨年の区内における大きな整備としては、3月に横浜北線・岸谷生麦線が完成しました。臨海部と内陸部とのアクセス向上により、京浜臨海部のさらなる活性化が期待されます。東京2020オリンピック・パラリンピックを目指して、第三京浜道路を東名高速へつなぐ北西線の整備も進むことで、物流や生産・研究拠点としての鶴見が果たす役割はますます大きくなると考えております。

 また、昨年7月には九州北部において、豪雨災害により甚大な被害が発生しました。鶴見区でも、大雨による土砂災害被害を防ぐため、昨年3月に『即時勧告対象区域』が指定されました。区内では4か所が避難場所として指定されており、土砂災害警戒情報が出された際は、迅速な避難が可能となるよう、あらかじめ対応できる体制を整えております。防災対策は継続して区の重点事業として位置づけ、地域の皆様と連携した災害対策に力を入れていきます」

一体感ある地域

 ――90周年の1年間を通し、改めて感じた鶴見区の魅力や強みがあれば教えてください。

 「90周年事業の成功は、ひとえに地域の方々のご支援の賜物です。鶴見区は企業や区民の方々が皆協力的で、非常に一体感のある地域だと改めて感じました。

 90周年のメインイベント『ワクワクつるみ!90周年祭』では、鶴見ならではの『多文化共生フェスタ』を実施し、在住外国人による各国の文化紹介なども開催されました。また、10月1日の駅前パレードには、ブラジルのサンバや沖縄の伝統舞踊エイサー、横浜市指定無形民俗文化財にも指定されている地元・元宮の伝統芸能『蛇も蚊も』など、鶴見に根付く多様な文化が集いました。

 京浜工業地帯の一翼を担った鶴見区には、世界に通ずる技術を持つ老舗企業から、科学の最先端を行く若い企業まで共存しており、今回の周年事業に多大なご協力をいただきました。

 地元ならではの伝統を守りつつ、多様な文化を受け入れるという気質が、鶴見区の活力の源であり、強みであると実感しております。次の100周年に向けて、90周年事業を通して構築した皆様とのつながりをさらに強くし、今後のまちづくりに生かしていきたいと思っております」

子育て、福祉などに力

 ――100周年に向け、区が取り組むべき今後の課題と対策は。

 「鶴見区は、東京に近いという強みを持ち、若い世代が増加している活力あるまちです。

 横浜市全体の将来人口推計では、2019年をピークに減少に向かうとされていますが、鶴見区では増加が予測されているため、小・中学校や保育園の充実、高齢者が住み慣れた地域で元気に活躍できるよう取り組む地域包括ケアシステムといった行政サービスに力を入れていきたいと考えています。また、インフラ等ハード面の整備も着実に進めます。旧鶴見工業高校跡地では、30年度の開設に向けて、特別養護老人ホームや看護専門学校等の整備が進んでいます。

 このほかにも、旧花月園競輪場跡地開発や神奈川東部方面線『相鉄・JR直通線』の鶴見駅停車実現に向けた要望活動など、皆様の利便性向上に向けた取組みを進めます。またJR鶴見駅では、今年3月末までに、JRでは神奈川県内初となるホームドアの設置が予定されております。

 持続的な鶴見の発展には自治会町内会など地域の皆様との連携が不可欠です。自治会町内会では、会員の高齢化や役員の担い手不足などの課題もありますので、自治会町内会の加入促進や組織強化に向けて、自治会町内会の皆様と共に取り組んでまいります。

 鶴見区は、次の100周年に向けて今年から歩み始めます。ますます魅力的で元気な鶴見区を目指して取り組んでまいりますので、引き続きのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします」

空から見た北線(生麦付近)
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