矢向小3年生145人が1月15日、矢向・江ヶ崎・尻手の歴史資料室及び交流室「史季の郷」を訪問し、昔の暮らしを実際に体験しながら学んだ。
同施設は2016年の6月に地元住民によって作られた。持ち寄られた昭和30年代の農具や家具、ラジオ、雑誌などが並ぶ。昨年4月には運営組織がNPO法人化した。
展示物は季節に応じて変更され、1月6日に「昔の暮らし」をテーマに一新。矢向小の授業に合わせて昭和30年代の生活の様子を再現した。
児童らはマッチでの火起こしや石臼を使った米粉作り、薪割りなどを体験した後、室内でお手玉や水鉄砲などのおもちゃを実際に触れながら遊んでいた。「鶴見川付近では良質な粘土質の土が採取でき、横浜赤レンガ倉庫の煉瓦にも使われた」などいうボランティアらによる周辺地域の歴史解説も行われた。
児童らは「火起こしが楽しかった。新聞紙から木に火を移すのが大変だった」「昔の人の生活を知れて勉強になった」と感想を話した。
鴨志田潔理事長は「この施設は展示物に触れられることが大きな特徴。壊されてしまうともあるけど、いつかは消えるもの。触って感じてほしい」と話した。
今後は春にお雛様、五月人形などの展示が行われていく予定。
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