神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2018年2月22日 エリアトップへ

生麦盛り上げ隊の隊長として、まちゼミを企画する 松野 良明さん 生麦在住 33歳

公開:2018年2月22日

  • LINE
  • hatena

燃える商魂で切り拓く

 ○…商店主が持ち前の知識や技術を教える街角のミニ講座として、全国に広がっている「まちゼミ」。昨秋、区内初の企画を持ち込んだ仕掛け人。参加18店舗で団体を設立し、現在は4月に控える第二回目に向け奔走する。「一回目はお客さんの満足度100%だった。僕の講座はダメだったけど」。そう笑いつつ、参加店のつながりができたことを喜ぶ。

 〇…生麦で70年続く理容店の3代目。「継いでほしい」と言われたことのなかった家業。楽しそうに働く両親の背中を見て、自然と決めていた。高校卒業後、専門学校を経て、東京の店舗で5年間修行。実家に戻り、自分の仕事が落ち着いたころ、活気のなくなったまちの様子に気づいた。結婚、子どもの誕生、店のリニューアルなども相まって、芽生えた将来への危機感。「何とかしなくては」と強く思っていたとき、出会ったのが「まちゼミ」だった。定休日にたまたま参加したセミナー。生みの親である松井洋一郎氏の言葉で、商魂に火が付いた。

 〇…「土台となる自分の店が良くないと、まちを盛り上げることはできない」。オリジナル商品の開発などにも取り組み、個人店においても働き方改革に着手。年間休日を3年で20日以上増やし、昼休みも作った。それでも、本業以外に収入の柱を作り、「売り上げは減らしていない」と胸を張る。「子どもが出来たことが大きい。親父がんばらなきゃなって」

 〇…周辺80店を一人で説明して回った一回目。今回は大企業も参加が決まり、少しずつ前進している。少子高齢化で衰退の進む商店街。「まちゼミ」をツールに、もう一度盛り上げたいと願う。大型店で全て揃う時代。「それはそれでメリット。でも商品一つ一つに売り買いの理由がある」。1cmのカットで体感気温は1度下がる。だから夏は短くがいい――そんな話は個人店だからこそ。まちの活性化を望むのは皆同じ。熱い商魂を地域にも広めていく。

鶴見区版の人物風土記最新6

中西 実さん

鶴見警察署の署長に新しく就任した

中西 実さん

区内在住 57歳

4月18日

河原 公一さん

4月20日に「春まつり」を行う馬場花木園で園長を務める

河原 公一さん

馬場在勤 63歳

4月11日

鈴木 彩香さん

2023年度の横浜市男女共同参画貢献表彰で「ユース賞」を受賞した

鈴木 彩香さん

鶴見区出身 34歳

4月4日

池田 茂さん

青少年指導員として、インターネットの安全な使い方講座の講師を務めた

池田 茂さん

鶴見中央在住 60歳

3月28日

冨樫 剛一さん

2月から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

横浜市出身 52歳

3月21日

池原 繁尊さん

塗装会社を営み、ボランティアで母校潮田小学校のすべり台の塗装を行った

池原 繁尊さん

仲通在勤 42歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

鶴見区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook