認知症の人やその家族、友人が気軽に立ち寄って交流できる「豊岡ふらっとカフェ」(鶴見中央地域ケアプラザ・豊岡地区民児協で成る豊岡ふらっとカフェ実行委員会主催)。コミュニティーサロン鶴見ふれあい館を会場として2月にオープンして以来、多くの人で賑わっている。
きっかけは、同地区で認知症の徘徊者が出たこと。徘徊者本人の写真を見ても、なかなか見つからなかったことから「町で見守ることはできないか」「認知症の人が気軽に寄れる場所があれば」との思いでカフェは開かれた。
カフェは出入り自由。ケアプラザの職員やボランティアの薬剤師、カウンセラーなど専門職も集まるため、日常の困り事に対してのアドバイスも受けられる。
同会の本田静子委員長は「相談することもできるし、ただ話すだけでも大丈夫。楽しい時間を過ごしてほしい」と話す。
共感される喜び
4月21日に行われた3回目のカフェでは、約30人が訪れた。
妻と一緒に訪れた男性は義理の母親が認知症。実の娘にはどうしてもあたりが強くなりがちだという。男性は「自分も話を聞くが、他人やプロに聞いてもらい、共感してもらえるのはやっぱり違う」と話し、「講座とかだと途中退出は気が引ける。出入り自由なのも気楽」と利点を話した。
カフェは毎月第3土曜日の午後1時から3時。費用は1人百円。問合せは鶴見中央地域ケアプラザ【電話】508・7800。
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