鶴見区(森健二区長)はこのほど、2018年度の区政運営方針を発表した。今年度は基本目標として、「笑顔と元気の輪が広がるまち『つるみ』」を継続するとし、100周年に向けた一歩目を踏み出す。
区は、目標達成に向けた施策として、「安心」「ぬくもり」「活力」の3本柱を軸に掲げる。
33事業を展開
目標を具体化するための自主企画事業は33事業。重点事業は、防災活動推進、区内の観光資源を集客にいかす「千客万来つるみ」プロモーション事業、新たに加えた鶴見区高齢者はつらつ生活応援事業の3つ。
「防災活動」では、包括協定を結ぶ隣接2区(川崎市川崎区と幸区)との連携や、医師会らと協働で行う災害医療連絡会議をもとに災害時の医療体制を構築するなど、対応力強化を図る。
「高齢者はつらつ」では、区内で1万人を超える認知症サポーター養成講座の受講修了者に対し、フォローアップ講演会を企画。区役所や地域ケアプラザ職員を対象とした高齢者虐待防止支援研修も始める。
「千客万来」では、来年に控えるラグビーW杯や20年の東京五輪を見すえ、外国人観光客の集客もねらう。14年度に作成した人着ガイド冊子『ことりっぷ横浜鶴見』の英語版や、イベント広報の多言語化などを展開する。
都市マス素案確定へ
概ね20年後を見すえたまちづくり計画「都市計画マスタープラン」。市の全体構想が改定されたことを受け、現在鶴見区でも区プランの策定が進んでいる。今年度は素案を確定の上、意見募集を実施。原案の作成までを行う方針。来年度の改定を目ざすとしている。
また、今年1月に市の防災計画(震災対策編)が修正されたことを踏まえ、区計画も修正。特別避難場所の名称や、熊本地震でも課題となった車中泊避難対策などが変更となる。
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