鶴見神社(金子元重宮司)に鎌倉時代から伝わる民俗芸能「鶴見の田祭り」が、先ごろ、同神社境内で行われた。
神壽歌(かみほぎうた)といわれる節に合わせ、一年の稲作の所作を演じる田祭り。鎌倉時代に伝わったが、明治初期に国からの廃絶命令を受け、一度途絶。金子宮司や鶴見歴史の会らが1987年に再興し、今年で31回目を迎えた。
同祭りは昨年、人間国宝となった受賞者もいるなど、格式高い伝統文化ポーラ賞の地域賞を受賞。横浜市登録の地域無形民俗文化財にも選ばれている。鶴見の伝統を間近に見た観客からは、一節ごとに大きな拍手が上がっていた。
また、当日は昨年同様、鶴見駅周辺にも会場を設置。田祭り前に近隣小中学校の日舞やソーランなどの演舞があったほか、鶴見神社の万灯神輿を筆頭にした神輿パレードがあるなど、伝統文化に華を添えた。
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