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障害者雇用の現場を体験  新鶴見ホーム 事業所職員受け入れ 

社会

掲載号:2018年7月12日号

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高松さんから指導を受ける永田さん
高松さんから指導を受ける永田さん

 江ヶ崎町の特別養護老人ホーム「新鶴見ホーム新館」で7月2日、就労移行支援事業所ラボ・ラーレ=旭区=の永田淳子さんが障害者雇用体験を行った。

 この取り組みは、障害者が就労した時のミスマッチを防ぐため、横浜市が7年前から行っているもの。

 区内では、同ホームと株式会社水晶院=鶴見中央=が体験受け入れを行っている。

 当日、永田さんは、実際に同ホーム新館で働いており、身体・知的障害のある高松葵さんから教わりながら、利用者の使う部屋のシーツ替えやゴミ集め、物品交換などを体験した。

 永田さんは「高松さんは利用者のことを本当に良く知っている。部屋の家具の位置や必要な備品など、一人ひとりに合わせた適切な対応に驚いた」とコメントした。

10年前から雇用

 新鶴見ホームでは10年以上前から障害者を雇用している。新館ができたのは5年前。翌年から高松葵さんを雇用した。

 新館スタッフの新垣恵子さんは「旧館の方では長らく障害者雇用をしていたし、特別なことという感じはなかった。仕事が大変だからというのもあると思うが、スタッフの方からお願いしてでも一緒に働きたいとの声もあった」と話す。

 高松さんが利用する障害者支援事業所などと密接に連携をとっているため、トラブルや相談事があってもすぐに対応できるという。

大事な仲間

 「高松さんが来てからフロアの雰囲気が穏やかに変わった」と新垣さん。「健常者の職員には『言わなくても通じているだろう』と思うことも、彼女には必要だと思って一から丁寧に話す。それがスタッフ全体への気遣いに繋がっているのかも」と分析する。

 新館では、高松さんが来てから1度も施設内の集団感染などが起こっていない。隅々まで消毒を行い、職員の手が回らない所まで丁寧に作業をしてくれるからだ。

 「高松さんは特別じゃない、なくてはならない存在」と新垣さん。障害者が活躍する現場を見た永田さんは「高松さんは笑顔が絶えない人。こうやって働けているのはすごい。事業所に持ち帰って個々に合った支援をしていきたい」と話した。

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