鶴見区版 掲載号:2018年7月26日号
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区社会福祉協議会の事務局長に就任した 鏑木(かぶらぎ) 克芳さん 鶴見中央在勤 58歳

きっかけ作る”潤滑油”に

 ○…地域福祉のため、様々な活動を行う鶴見区社会福祉協議会の事務局長にこのほど就任した。「お祭りが多く、勢いのある町」。鶴見に来て、約3カ月の印象をそう話す。港北や緑など市内の社協を経験。ご近所同士の助け合いや見守りが少しずつ活発になってきているのを感じているという。「どこの地域でも同じ体制ができるよう、潤滑油になるのが私たちの役割」

 ○…福祉の仕事に興味を持ったのは、大学時代に川崎の福祉施設で子どもたちと接するボランティアを経験したこと。働いていた職員に感銘を受けた。「住民の心をつかむのが上手い」。日本社会事業大学で福祉を学んだのち、社協で働き始めた。仕事をしながら始めたボランティアでは、障がい者たちと交流。「いくら接しても全然笑ってくれない子がいて、笑わない子なのかと思ったらテレビを見て普通に笑った。ショックだった。そんな簡単に親しくなれない。だからこそ工夫しようと思った」。挫折を経験しながらも、諦めずに福祉の分野にくらいついた。

 ○…妻と3人の子どもを持つ。趣味は妻と一緒にするというバレー。週1で手軽にできる4人制バレーで汗を流す。最近は一緒に港区で行われた大会に出場した。ギターも弾き、歌の得意な娘とコラボすることもある。息子は自身と同じジャイアンツファン。家族の仲の良さが伺える。

 ○…「つい色々してあげたくなるけど、強制したら疲れてしまう。おせっかいにならないように、見守ることも大事」。障がい者の人たちと関わって、学んだ“当事者力”の大切さ。これは、地域でも同じことだという。「私たちは潤滑油。きっかけは作れても、実際に動くのは地域の人たちだからね」。優しい眼差しで見守りながら、地域のため、福祉のために奔走する。

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