鶴見スポーツセンター=元宮=の職員・平井孝生さん=人物風土記で紹介=が7月29日、同センターで「ダブルダッチの縄の中を逆立ちで連続何回とべるか」でギネス世界記録に挑戦。現在の世界記録40回の倍である80回に成功し、世界記録を出した。
ギネス世界記録は、英国に本社を置くギネスワールドレコーズが厳正な審査を行い認定しているもので、年間約4万7千件の申請(2017年)がある。
ダブルダッチは、2本の縄を使って跳ぶ縄跳び。3人以上で行い、向かい合った2人の回し手が右手のロープと左手のロープを半周ずらせて内側に回す中を、跳び手が技を交えて跳ぶ。
同センターの利用者も集まった当日、平井さんは緊張した雰囲気の中、記録に挑戦。1度目の挑戦では、39回と力が発揮できない場面があったものの、3度目には自己ベストの79回も超え、見事80回を跳びきった。
平井さんは「この日のために身体作りをしてきた。自己ベスト更新という目標が達成できて本当に嬉しい」と喜んだ。
当日の映像がギネスワールドレコーズに送られ、審査の後、正式な認定となる。
スポーツの普及に
平井さんは、日本体育大学時代に乱縄というサークルに入り、ダブルダッチを始め、4年生の時に全国大会に出場。それを機に卒業後もパフォーマンスチームを結成し、世界中7カ国を回りながら3年間技を磨いてきた。
この時チームを組んでいたメンバーが当日回し手としても駆け付けた。
27歳の時に帰国し、横浜市体育協会に入社。「この活動を知って一人でも多くの人がスポーツをはじめるきっかけになれば」とギネス挑戦を決めた。
証人として参加したダブルダッチの普及活動を行うNPO法人ZERO DD&GAの松本寛高さんは「ギネスに挑戦すること自体が素晴らしいこと。努力のたまもの。彼を見て、こういった挑戦者が増えたら嬉しい」と話した。
平井さんとパフォーマンスチームを組み、海外を回った仲間である長浜一隆さんは「次回は3ケタ超えられるはず」と期待を込めた。
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