獅子ヶ谷のみその公園「横溝屋敷」が開館30周年を記念し、10月19日から21日の3日間、絵画・写真展を主屋で開く。それに伴って、今日から9月20日まで同館にまつわる絵画・写真を募集している。
横溝屋敷は表門や主屋などの屋敷構えが江戸時代の農村生活の原風景を残している文化遺産。主屋、表門、穀蔵、文庫蔵、蚕小屋の5棟から成り、総面積は5028平方メートル。
ひな祭りや秋の竹とうろう祭りなど年中行事が行われ、市民の憩いの場となっている。
初の市指定文化財
もともと同館は、獅子ヶ谷村の名主だった横溝家のものであり、1987年に17代当主の横溝和子さんから市に寄贈された。88年には横浜市指定有形文化財第一号となり、古民家の保存と活用を図る目的で89年からは「横浜市農村生活館 獅子ヶ谷横溝屋敷」として一般公開された。
建物は江戸時代中期から明治中期にかけて建てられたもの。老朽化も進んだが、2010年には畳108枚の総取り替えや12年には文庫蔵以外の茅葺き屋根の葺き替えと、整備が行われてきた。
昨年は梅の木が病気で刈り取られたものの、新たに冬桜が植えられるという。新田弘子館長は「1年中来たら何かの花が見頃になっているくらい様々な草花が植えてある。訪れる人にいつでも楽しんでもらえる施設」と魅力を話す。
記念式典も
募集する作品は八つ切りサイズの絵画・写真。集まった中から厳選した各10点が展示される予定。出店費用は千円。作品は直接同館まで。
9月22日には毎年恒例の竹とうろう祭りが行われ、30周年を記念した特別な飾りが施されるほか、10月14日、午後3時から記念式典も企画。横溝和子さんや鶴見区長が訪れ、懇親会も予定されている。問合せは同館【電話】574・1987。
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