9月の譲渡会には30匹が参加
野良猫に関わるトラブルをなくそうと区内で活動を続けているボランティア団体「つるみ・猫のカギしっぽ」。
飼い主のいない猫を捕獲し、獣医師の力を借りて去勢手術、後に捕獲した地域に帰すＴＮＲ活動と行き場をなくした猫の飼い主探しの譲渡会を開いている。ほとんどが区内在住のメンバーで構成され、前身団体から数えると活動は今年で11年目。これまで譲渡した猫は４００匹に上る。
自宅で開く譲渡会
毎月第４日曜日に開かれている譲渡会。ＪＲ鶴見駅から徒歩５分、メンバーの自宅で開催している。多い時には70人ほどが参加することもあるという。
9月23日に行われた譲渡会では、約30匹の猫と20人が参加。室内で飼える、長時間留守にならない環境であることなど、条件は多い。マッチングはなかなか難しいというが、この日は４匹の猫が里親に譲渡された。
「猫のカギ尻尾は曲がった尻尾という意味。真っ直ぐな尻尾が良いという人が多いけど、幸運を運んでくれると言われているんです」。名前の由来についてそう話す設立１年目からのメンバー・石渡晴子さん。口振りから猫への愛が感じられる。
石渡さんは「活動は地道にやっていくしかない。まずはペットショップ以外にもこういう場所があると広く知ってもらえたら」と話した。
次回の譲渡会は10月28日。詳細はＨＰ（http://tsurumineko.blog9.fc2.com/）。
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