白鵬女子高等学校=北寺尾=の丹野夏波さん(3年)が6日からアルゼンチンで開幕するユース五輪のBMXのフリースタイル競技に出場する。丹野さんは「出るからにはメダルを目指したい」と意気込む。
BMXはバイシクルモトクロスの略で、専用バイクを使った自転車競技。
レースは最大8人が一斉にスタートし、大小様々な起伏がある400mほどのコースで順位を競う。一方、フリースタイルはジャンプなど、技の難易度・独創性などを制限時間内で競うもの。
ユース五輪は国際オリンピック委員会が主催する15歳から18歳までを対象にした大会。五輪と同じように夏と冬に分かれ、4年に一度行われる。
BMXでは、フリースタイルとレースに男女一人ずつが日本代表として出場する。
3週間で2位に輝く
丹野さんは、もともとレースの選手。レース競技での出場を狙っていたが、1月に鎖骨を折る大怪我をしたため、選考会出場を断念した。
手術後、5月のアジア選手権大会、8月の全日本選手権で優勝を果たすも、出場は認められなかった。
そこで、フリースタイルに路線を変更。8月末から、わずか3週間の練習で全日本選手権2位の結果を収め、ユース五輪への出場を決めた。
丹野さんは「動きも違うし、怪我が多そうなイメージもあったからフリースタイルに挑戦するか悩んだ。でも、やってみたら本当に楽しかった。一つ技ができるようになる度に成長を感じられるし、技術はレースにも活かせると思った」と振り返る。
ユース五輪のフリースタイル種目は10月10日から11日にかけて行われる。丹野さんは本当の目標である2020年の東京五輪出場も見据え、「今回の出場は良い経験になるはず。出るからには全力でメダルを取りに行きたい」と力を込めた。
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