国道1号線沿いの緑化活動を進める「鶴見『みどりのルート1』をつくる会」。発起人の高田房枝さんが活動を始めたきっかけは、自宅で見つけた一枚の写真だった。
写真は、1号線建設前の昭和12年、北寺尾交差点付近の自宅を撮影したもので、その周りには豊かな里山が写っていた。
嫁いだ諏訪坂で聞かされていた当時のこの地域の様子。木が生い茂り、畑があって、それを人が上手く活用していた。当時を知る人からは、以前この辺りにあった鎧ヶ池という池の水を氷にして江戸に献上していたという歴史も聞いた。ただの山ではなく、人の手が入って初めて守られる“里山”の使い方だった。
小・中・高と聖ヨゼフ学園に通っていた高田さんは1号沿いをよく知っていたが、写真を見て「こんなに緑豊かだったなんて。ここはまさに里山だ」と感銘を受け、同時に「この緑を取り戻したい」と感じた。それが活動のきっかけだったという。
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