神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2019年1月17日 エリアトップへ

通学路上のブロック塀 優先改善は2100カ所 市が調査結果を公表

社会

公開:2019年1月17日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は先ごろ、市内5500カ所で進めていた市立小学校の通学路上にあるブロック塀等の現場確認について、結果を公表した。全件のうち、現行の建築基準法の仕様に合致しないブロック塀等は2100件。この所有者に対し、新たな補助金を周知するなど、改善を促していく。

死亡事故受け

 昨年7月から10月にかけての現場確認は、大阪北部地震によるブロック塀倒壊で女児が死亡した事故を受けて行われた。

 現行の建築基準法では、ブロック塀の高さは2・2m以下、高さ1・2mを超えるものは、壁を支える基準を満たした控壁を設けることが示されているが、その基準を満たさないブロック塀等が、2100カ所確認された。

 市では塀等の所有者を1軒ずつ訪問。直接面談できた所有者に対しては、調査の理由や建築基準法についてその場で説明を行い、対処法を相談可能な設計士等の情報を伝えてきた。

 不在の場合はこれらを書面にしたものを投函。8月にブロック塀等の撤去や軽量フェンス設置を対象とした補助金制度の創設を発表してからは、その周知も同時に行ってきた。

強制力はなし

 担当課では「塀は個人所有のもので、撤去・新設について強制力はないのが難しい点。補助金制度を利用しても、自費負担分が発生する。丁寧に説明し、撤去や改善等を促していく」と話す。

 今年度は、2100件のうち、現場写真等を確認し、さらに優先度が高い場所から再度改善を促していく見通し。

 なお、10月に開始された新しい補助金制度の申請件数は12月12日現在108件。ただし、通学路上の塀がどれだけ含まれるかは「把握していない」という。

周知方法、1月決定

 今回、市が公表した優先改善箇所について、各学校への情報提供は行われるが、児童や保護者に伝える方法は決まっていない。

 市は「個人情報にもかかわるため、周知方法を慎重に検討し、1月中に結論を出したい」としている。

鶴見区版のローカルニュース最新6

横浜市へのふるさと納税でJR運転士・車掌体験

横浜市へのふるさと納税でJR運転士・車掌体験

寄付5万円、仕事体験ツアー

4月23日

脱炭素化、気候変動対策を考えるワークショップ

脱炭素化、気候変動対策を考えるワークショップ

5月29、30日 パシフィコ横浜とオンラインで

4月23日

日本最大級のトラック関連総合展示会「ジャパントラックショー2024」

「よこはまパレード」に「あぶない刑事」舘ひろしさん、柴田恭兵さんも参加

高校生の海外留学支援で補助金

高校生の海外留学支援で補助金

横浜市が希望者募集中

4月22日

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

市、上限100万円と10万円の2コース

4月20日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

鶴見区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook