横浜市の2019年度予算案発表にともない、鶴見区の来年度自主企画事業案の概要も明らかになった。事業数は30で、事業費は1億812万円。昨年度から約315万円減となったが、来年度からこれまで18区共通で実施していた事業の一部を自主企画事業から分離して計上したため、実質は約1700万円のプラス編成となる。
既存事業を拡充
予算編成にあたっては、今年度の区政運営方針「笑顔と元気の輪が広がるまち『つるみ』を目指して」を踏襲。自主企画事業の施策体系も、防災や環境を中心とした「安心」のまちづくり(2941万1千円)、高齢者や子育て支援、健康に特化する「ぬくもり」のあるまちづくり(4229万6千円)、観光や多文化に注力する「活力」のあるまちづくり(3641万3千円)の3体系を軸に編成した。
総事業数は、統合などもあり昨年から3つ減の30。新規スタートの事業はなく、「既存事業をブラッシュアップしていくイメージ」とする。
まちの災害マップ刷新
重点を置くのは「防災活動推進」「鶴見区高齢者はつらつ生活応援」「『千客万来つるみ』プロモーション」の3事業。増額された予算は、沿岸部など区内各地区へ設置されている「まるごとまちごとハザードマップ」の更新や修繕、区役所3階窓口への番号発券機の設置などに活用する。
CIQ契機に魅力PR
今春、大黒ふ頭にCIQ施設(税関等)が開設され、大型客船などが停泊することを受け、観光の予算も増やす。先ごろ英語版を製作した観光冊子『ことりっぷ鶴見』の中国語版を作成、クルーズ客船への対応など、区内外への魅力PRを厚く展開していく。
予算案は開会中の市会定例会で審議され、3月19日に議決される見通し。
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