鶴見小学校6年2組の児童36人が、地域の伝統や商店街などを題材にしたミュージカルを製作し、3月1日、同校児童や地元住民らに披露した。
ミュージカルは総合学習の一環で取り組んだもの。児童たちは4月から、「まちで活躍したい」というテーマのもと、地域の散策とインタビューなどを実施してきた。
そこで出会った鶴見神社の金子元重宮司、鶴見銀座商店街メンバーなどの熱い思いに触れた児童。その思いをどう伝えるか模索し、たどり着いたのがミュージカルだったという。
脚本から演出、踊りなどは児童自ら考案。この半年間、鶴見を拠点に市内外で活動するボランティア団体「よこはまミュージカル牧場」のメンバーを講師に招き、特訓を行ってきた。
伝統など学ぶ
当日は地域住民や保護者らが来場。児童たちは、平安時代から伝わるという鶴見神社の伝統芸能の「田祭り」、旧東海道・鶴見銀座商店街で江戸時代から続く「エスプラン」、そして同商店街の3つをテーマに、伝統や店、商店街に対する思いを歌、演技、踊りで表現した。
洋菓子店からパン店に転換した開店当時の物語を見たエスプランの塩田一善さんは「こちらの思いを汲み取り、しっかりまとめてくれた。驚きと感動」と語り、元気をもらったと笑顔を見せた。
プロジェクトリーダーを務めた松島琴音さんは「出来る限りのことをみんなでやり切れた」と充実した表情を浮かべ、「商店街の人が店やまちを思う気持ち、伝統の大切さがわかった」と話した。
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