ひでしの「実績で勝負」㊴県政報告 「がん」支援策を2つ実現 神奈川県議会議員 公明党 鈴木 ひでし
がんゲノム医療の幕開け
「いのちと生活を守る」をモットーに、4期16年目も、実績でお応えすべきと努めてまいりました。春が近づくと、年度末ということもあり、改めて身の引き締まる思いでおります。そんな中、本日は「がん」の支援の実績をお伝えいたします。
◇ ◇ ◇
生涯で2人に1人はがんにかかる時代と言われ、がんは誰にとっても身近な病気となりました。
医療の進歩により、がんと共存しながら長い人生を過ごす方も増えており、治療はもちろん、心のケアや、仕事や日常生活での困りごとなど、患者やご家族の気持ちに寄り添った支援が重要だと痛感しています。
例えば、治療に伴う脱毛や肌のくすみなどの外見(アピアランス)の変化により、精神的に大きなショックを受ける患者さんも多く、サポートが求められていました。
そこで、私の提言をきっかけに、県立がんセンターでは都道府県立病院で初めて、外見の変化に専門的に対応する「アピアランスサポートセンター」を設置し、ウィッグの選び方などの具体的な助言や情報提供を行っています。
最適な治療見つける
また、今年度は、がん治療の新たな分野、ゲノム医療の幕開けと言える年でした。
がんゲノム医療とは、がん細胞の遺伝子変異を調べることで、患者一人ひとりに最適な治療法や治療薬を見つける最先端の治療です。
これまでは、肺や大腸など、がんの発生場所により治療薬が決まりましたが、今後は、がん細胞の遺伝子タイプごとに抗がん剤などを選ぶ「オーダーメイド医療」の時代が始まろうとしています。
私の知人のがん患者の方にも、もう治療法がないと言われていたのに、遺伝子検査により有効な治療法が見つかり、治療を続けることができたケースがありました。
県立がんセンターでも、ゲノム医療で全国の中心的な役割を担う国立がん研究センターと連携し、昨年9月から、一度に100種類以上の遺伝子変異を調べる遺伝子パネル検査を開始しました。
相談窓口も設置
一方、がんゲノム医療は新しい分野のため、患者をはじめ県民の皆様から、「難しくてよくわからない」「どこで治療が受けられるのか」といった声が多く寄せられていることを知りました。
そこで私は、昨年9月の県議会で、「がんゲノム医療について県民への情報発信や相談対応を行う専門の窓口を設置する仕組みづくりが必要」と訴えました。
提言を受け、県立がんセンターでは、がんゲノム医療の相談をワンストップで受ける「がんゲノム診療相談センター」を設置することとし、この3月にスタートしたところです。
さらに、今後、遺伝子パネル検査は保険診療になる予定であることから、県立がんセンターではより多くの患者に対応できるよう、専門の医師や遺伝カウンセラーなど様々な職種による「がんゲノム診療センター」を4月に立ち上げ、さらに充実した体制でがんゲノム医療を進めていきます。
がんゲノム医療は、まさにがん患者の新たな希望であり、私もしっかりと推進していきたいと思います。
◇ ◇ ◇
こうした、一見すると難しい分野でも、県民の皆さまの暮らしや生活に寄与する施策はたくさんあると考えます。
県議会議員として16年間、さまざまな経験を得てまいりました。皆さまの声を形にしてきたというこれまでの実績を糧に、引き続き、全身全霊で神奈川県政に取り組んでまいります。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>