横浜市資源循環局が約4千枚の写真を使い、食品ロス削減を呼びかける「MOTTAINAI(もったいない)モザイクアートポスター」を制作した。市営地下鉄ブルーラインや市営バス、シーサイドラインのほか、区役所や地域ケアプラザといった公共施設に5月末まで掲出されている。
3807枚の写真を組み合わせ完成したポスターは中央に白米が配され、茶わんに「わたしは捨てない、残さない。」というメッセージが記されている。
食品廃棄 年間11万トン
同局3R推進課によると、手つかずの食べ残しなど、本来はまだ食べられるにもかかわらず廃棄されている食品は、市内で年間およそ11万トンにのぼるという。
この数字を市民1人当たりに換算すると、約30kgの食品ロスを出しており、金額換算すると約2万2千円分もの食料が手つかずの状態で捨てられている計算になる。
この「食品ロス」削減へ向けた啓発活動の一環として、同局では市内各所で催されたイベント会場で、食品ロス削減へ向けた決意を記したボードを手にした市民の写真を撮りためていた。
今年度も市内で開催されるイベント会場で「MOTTAINAIモザイクアート」への参加を呼びかけ、集まった写真で同様のポスターを制作する予定だという。
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