寺尾小学校(北村高則校長)で5月25日、児童らの遊び場となっている山道「トリムコース」の整備が行われた。
トリムコースは、子どもたちが自然の中で遊ぶことができる全長300mほどの道。傾斜となっている地形を活かし、昭和の時代にはすでに、ターザンロープなどのアスレチックがあったという。しかし、老朽化のため1999年、アスレチックは撤去された。その後、草が生い茂り、立ち入れない状態になったが、地域の人の手で子どもたちが安心して遊べるように、アスレチックを所々に設置した道として整備され、現在に至る。
授業でも、低学年の生活科や中学年の理科などで、生き物の観察に使われ、休み時間は児童らが鬼ごっこなどで遊んでいる。年に2回、同校おやじの会を中心に整備が行われている。
当日は、おやじの会や保護者ボランティア、在校生、卒業生、学校職員含め約130人が参加。草むしりや剪定、老朽化した箇所がないかの点検などが行われた。ビオトープ周辺の整備なども同時に実施した。
おやじの会代表の郡祐介さん=人物風土記で紹介=は「都会のど真ん中とは思えない遊べる山。この場所を守っていけるよう活動していく」と話し、北村校長は「校庭が狭くて困っている学校もある中、この遊び場があるのは恵まれている。整備には卒業生も多く、地域にも愛されているコース。伝統をずっと守っていきたい」と力を込めた。
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つるぎん27日に4月25日 |
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